Drop3Dの利点
私たちの環境には、さまざまな3DCADおよびCGアプリケーションで生成される、さまざまな3Dデジタルデザインフォーマットおよび3Dモデルがあります。それらの3Dモデルは、作成、購入、または提供したら、そのモデルを回転、拡大縮小、パースペクティブアングルの指定ができます。つまり、3Dソフト上では3Dモデルの付加価値を存分に活用できます。しかし、これらの3DモデルをAdobe Illustratorなどの2Dグラフィックソフトで使用する場合、ファイルフォーマットの転送や、Adobe Illustrator上での3Dジオメトリの扱いなど、様々な制限があります。
Drop3Dを使用すると、一般的な3Dデータ形式であるRhino(.3dm)、VRML(.wrml)、IGES(.iges, .igs)を受け取った場合、それらの3DジオメトリをAdobe Illustratorのベクターオブジェクトとして簡単に配置できます。Adobe Illustrator上にて、Drop3Dを使用して決定した正確なアングル、厳密なパース、正しいサイズで表示できるのです。もう一つの利点は、3Dモデラー「Rhinoceros」をお持ちの場合、「Rhinoceros」は主要なCADやCGを含む様々な3Dフォーマットを読み取ることができるので、「Rhino(.3dm)」として保存するだけで、Drop3DはIllustrator上でRhinoが扱う全ての3Dデータを処理することができるということです。
デジタルデザインの生産性
Adobe Illustratorで3Dデータを表示すると、「Drop3Dコントローラー」で3Dデータを管理できるようになります。3Dデータが正確な寸法でモデリングされていれば、正しいスケールでデータを配置することができます。例えば、高さ100m以上の建築模型を読んだ場合、1/100のスケールでデータを配置すれば、2DのベクターオブジェクトとしてAIのアートボード内に配置することができます。CADtools for Adobe Illustratirをお持ちの方は、Adobe Illustrator上で正確な寸法を求め、完璧な製図を作成することができます。